介護施設の種類<自立状態の人が利用する場合>
こんにちは、カワイコーポレーションです。
今日は自立状態の人が利用できる介護施設の種類について、お話させてもらいます。
「自立の人が利用できる介護施設って、どんな施設があるの?」
①民間施設(一般企業が運営)と②公的施設(国や市町村が運営)のふたつがあります。
そして、自立状態の人~要介護者が入居できる施設と、自立状態の人だけが入居できる施設があります。
「民間施設と公的施設があるのね」
●健康型有料老人ホーム
●サービス付き高齢者住宅
●介護付有料老人ホーム
●住宅型有料老人ホーム
●軽費老人ホーム
●ケアハウス
施設によっての違いを簡単に紹介していきます。
◆サービス付き高齢者住宅(サ高住)◆
・60歳以上で自立~要介護3程度の方が対象
・軽度の認知症も入所可能
・相談員が常駐し、安否確認と生活相談サービスが受けられる住まいです
・賃貸借契約で、初期費用は比較的安価な数十万円で借りられるところが多い
・介護付き有料老人ホームと同様のサービスが提供できる施設もあり、重介護度の方の対応も相談可能
◆介護付有料老人ホーム(混合型)◆
・自立・要支援と要介護の方が対象
・認知症の受け入れも可能
・看取りも可能な施設あり
・費用は、入居時に支払う入居金と月額利用料がかかり、介護サービス費用は介護度による「定額制」で、収入により1~3割の自己負担額になります。
◆住宅型有料老人ホーム◆
・訪問介護や通所介護のサービスを入居者が個別に契約し介護サービスを受けます
・自立~介護認定5の人が入所できます
・軽度の認知症の受け入れは可能
・看取りも可能な施設あり
・費用は、入居時に支払う入居金と月額利用料がかかり、介護サービス費用は介護度による支給額限度までは、収入により1~3割の自己負担額になります。それを超えるサービスは自己負担になります。
◆健康型有料老人ホーム◆
・自立状態の高齢者が対象
・温泉やスポーツジムなど、健康維持を目的とした設備が充実
・要介護になった時には退去しなければなりません
・初期費用は数千万円、月額費用は15~50万円
◆軽費老人ホーム◆
・60歳以上(夫婦はどちらか一方)で自立~要介護3程度の身寄りのない高齢者が低価格で入居できる
・軽度の認知症も入所可能
・食事の提供がある「A型」、提供しない「B型」、「ケアハウス」の3種類があります
・「A型」「B型」は自分で身の回りの世話ができ月収34万円以下の要件あり
・要介護になった場合は在宅サービスを利用
◆ケアハウス◆
・60歳以上(夫婦はどちらか一方)で自立~要介護3程度の身寄りのない高齢者が入居できる施設
・軽度の認知症も入所可能
・所得制限はなし、入居金や家賃の徴収(比較的低料金で入居可能)
・「一般型」のケアハウスは食事サービス、安否確認・生活相談サービスを提供、要介護になった場合は在宅サービスを利用
・「介護型」は介護1以上の方が対象
「介護施設について知りたい場合は、どこに相談したらいいの?」
市役所や保健所や福祉事務所・社会福祉協議会などの窓口がありますが、高齢者の総合的相談に対応できる「地域包括支援センター」に相談してみてください。