コロナ渦の影響<美容室オーナーのお母さまの話>
こんにちは、カワイコーポレーションです。
先日、美容院でオーナーのお母さま(80代)がコロナ渦でどう変わったかをお聞きしました。
今日は、その内容をご紹介します。
お母さまは美容師で3年前まで常連さんを対象に現役でサロン経営されていたそうです。
お母さまは、おしゃれで活動的で週に数日はスポーツジムに通っていたそうです。
今年の4月から半年近く、コロナによる自粛生活が続きました。
それまでは、特に問題なく生活していたお母さまの「物忘れ」がひどくなったそうです。
買い物に行きたいと連れて行くと「何を買いたかった忘れた・・」
お金をおろしに銀行に連れて行くと「暗証番号を忘れた・・」
本人も周りも戸惑いを隠せなかったそうです。
銀行の暗証番号は、結局思い出せず、新しくカードをつくったそうです。
でも、それで一見落着とはならなかったそうです。
それは、新しくつくったカードを「受け取った」ことを忘れてしまったそうです。
(銀行には受け取り確認済み)
受け取ったカードをどこにしまったのか、わからなくなったそうです。
カードは再度つくりなおし、暗証番号を家族で共有したそうです。
気丈で明るいお母さまですが、やはりショックだったようで、何も手につかない時間があったとお話されていました。
お母さまは、その美容室に隣接する家でひとり暮らしをされています。
毎日、オーナーの方が仕事の合間にお母さまとご飯をしたり、用事に付き合うそうです。
そして、すぐに兄弟たちにSOSをだしたそうです。
「1日1回は電話か顔をだしてほしい」
近くに兄弟が住んでいて良かったと話されていました。
最近は以前通われていたスポーツジムも再開し、コロナ前の生活に戻りつつあることで「物忘れ」や「体力」が
コロナ前に戻るといいなと話されていました。
以前のブログでも書きましたが、コロナ感染予防の自粛生活が、多くの人の体や心に影響を与えています。
それは高齢者だけに限ったことではありません。
コロナ渦は家族のあり方や、自分の生き方を見直すきっかけにもなりました。
コロナのような感染症とともに生きる時代がくるかもしれません。
現に、マスク着用がマナーと言われるようになりました。
「誰と会うのか、どこへ行くのか、どうやって行くのか?」
自分にとって大切な事、大切な人、大切なものを大切に生きる時代。
新しい時代の価値観を楽しんで生きるために、人としての本来持っている知恵と工夫が試されます。
そして、今までの生き方を変える大きなチャンスでもあります。
苦難を垢(アカ)にするのか、糧(カテ)にするのかもその人次第です。
カワイコーポレーションは、いつでも新しい時代にチャレンジしつづける会社でありたいと考えています。